北陸新幹線開業(1997年)により廃止となった信越本線の横川駅ー軽井沢駅間の廃線跡を巡ります。
この区間には、「新線」と「旧線」と呼ばれる廃線跡が2本有ります。
開業時(1893年(明治26年))から1963年(昭和36年)に使用されたアプト式の「旧線」と、粘着式となった1963年(昭和36年)から1997年(平成9年)廃止まで使用された「新線」です。
今回は、「旧線」の横川駅ー熊の平信号所間がハイキングコース「アプトの道」として整備されていますので、そちらを巡って行きます。
写真は2019年当時のものとなります。
先程の線路を進んで碓氷峠鉄道文化むらの手前まで来ると、右手に「アプトの道」のスタート地点があります。
丸山変電所を出て、更に進んでいきます。緩いカーブを過ぎるといよいよ急勾配の区間となります。
旧線時代は丸山変電所(信号所)を過ぎると単線となり、ラックレールが引かれ、アプト式の区間となります。
続編(その2)に続きます。廃線跡探訪 旧信越本線 碓氷峠(旧線 アプトの道) その2
他の廃線跡も巡っています。
・100年前たった9年しか存在しなかった幻の鉄道の痕跡を巡ります 廃線跡探訪 大仏鉄道 前編
・風光明媚な旧福知山線の廃線跡。トンネルと橋梁を堪能できます。廃線跡探訪 福知山線(前編)
・出雲大社参宮のための路線跡。終点の大社駅には重要文化財の駅舎が残っています。(2025年まで改修工事中です)廃線跡探訪 大社線(島根県)前編